日本の伝統衣裳としての、着物について
現代の着物の姿が概ね確立したのは、まだ100年足らずではありますが、基本的な形は平安朝時代から連綿と続いているといわれています。つまり、1反の布を織り上げ、それを直線的につなぎ合わせて着物の形にする手法です。
単純な構造ですが、これが親から、子、孫へと着物を譲り渡すには、最適なつくりになっています。
エコ衣裳として、世界から注目をあつめている所以は、この構造にあったといっても過言ではありません。

伝統には、それを守ると同時に次世代に引き継ぐ(引き継がせる)要素が必要になります。
また、表面上表れるものと、内面上の問題があります。
たとえば、着物を着るとなぜか、立ち振る舞いがシャキッとしてきます。
成人式に振袖を着る習慣が根付いたのも、大人としての自覚を立ち振る舞いから学ばせる必要性から、かも知れませんね。(ちょっとこじつけになりますか)
内面的なものとしてもう一つ重要な要素は、やはり親から子へと着物を受け継ぐときの、愛情であったり家風であったりする精神的な側面です。

着物には、その両方が備わっており、それが、日本の伝統衣裳としての存在をゆるぎないものにしているのではないでしょうか。
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